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『静電気、あたかもスタンガンでレコード盤から塵を取る』


   


     9月 20th, 2014  Posted 12:00 AM

オーディオ機器で徹底的なプロになるために、至極自然に、
私は「静電気」に詳しくなった気がしています。
東芝時代は、エレクトレットコンデンサー素子を、
マイク、ヘッドホン、そしてカートリッジとそのアンプが
私の東芝での最終仕事であり、最大のヒット商品と、
デザイン作品として成功したと思っています。
結局、チーフにだけ打ち明けておき、その他上層部には内緒で開発。
フリーになると、機器よりもアクセサリー関連商品で常に、
私はヒット作を考え出して、提案し、大ヒットを出していました。
この機器は、レコード盤と静電気の関係があるなら、直接に、
イオンを瞬時に高電圧をかけて中和することで、
静電気除去をとねらって開発して商品化しました。
ある意味ではスタンガンにほぼ近い電圧で低電流発生装置でした。
レコード盤の塵は瞬間的に取り除くことができました。
ともかく、静電気はすぐに塵やゴミをレコード盤上にありました。
したがって、カートリッジの針が塵にぶつかれば、
バチバチという音を拾っていましたが、その音ゆえに今となっては
どこか、アナログゆえの雑音あってこそ、S/N比があるからこそ、
ある種の安らぎだったのかもしれません。
デジタルにすっかり私自身は自分のオーディオ環境を変えました。
しかし、最近では、もう一度プレーヤーとこの機種は
どこかに持っていたので探し出して使ってみようかとさえ思います。
DJがレコード盤を激しく操っているのを見るのは、
正直、私には耐えがたい行動です。
レコードプレーヤーは今、DJにとっては一つの楽器になっています。
私にとって、レコード盤への追求はさらにまだまだ工夫をしました。
本当は作品集に残すべきでしたが、現物も写真の無いモノは、
このブログに書き残しておきたいと思います。
アナログと静電気の関係も、私には確かなデザイン経験でした。
そして、このところこのブログを書いていたら、
丁度その当時のレコードクリーナーがHPにあることを教わりました。
このクリーナーが最高の品質とデザインを完成させたと思っています。

「カートリッジデザインのフィニッシュワーク」
「SZ-1000・私のオーディオ最終作だから」
「ヘッドホンにはヘッドホンアンプ必要なり」


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