10月 13th, 2015 Posted 12:00 AM
気候変動と感染症の増大は天災を我々に与えます。
決して自然とは調和など不可能ですから、
天災はすぐに人災になります。
危機は管理ではなくて危機解決を即、実行しなければなりません。
安全と安心・防災と防犯によって私たちの生活は強固に守られるべきです。
私はデザインを理工学・医工学・文理学・政経学に冠して、
設計学・計画学・編集学・情報学で取り囲んできました。
そしてその根幹には「学際化」=コンシリエンスを与えました。
安全と安心は、価値学・信頼学によって解決が可能です。
防災と防犯は、健康学・防衛学が解決を近接させるでしょう。
デザイナーの資質にはどうしても学術性と芸術性が必要です。
これまでのデザインではどこか文科系のような印象でしたが、
私は理科系が必須だと考えています。
それを端的に集約しているのは、人間学の根本です。
確かに人間学部とか人間学科がありますが、
よくよく人間学を問い詰めてみるとそれは保健学に焦点化できました。
その保健学と防衛学を計画学で医工学と政経学の均衡上に配置しています。
防衛学は70年間戦争をしてこなかった敗戦国だけに、
こうした学術+芸術=学際に位置させることは日本では異質ですが、
戦争というよりテロ社会は
防災と防犯にデザインでの問題解決が不可欠です。
一方で価値学と信頼学がデザインに関与することで、
安全と安心が人間社会に確約されることになることは間違いありません。
私は長年、デザインは学術+芸術・文科系+理科系の学際化が、
物事・事物の「学際的デザイン」がデザイナーには求められていることを
ことばとかたちの相対論で40余年語ってきたと思っています。
コンシリエンスデザインによる学際性を看医工学に集中させました。
それは明らかにデザイン医工学が人間学としての保健学を基盤にして、
具体的には、「完全無菌」=アレルギー・アトピー・感染症を無菌化し、
人間が無菌になればなるほど弱体化することは間違いありません。
よって、その防御を「抗体保健」=免疫学へのデザインアプローチを
私は次世代デザイン=コンシリエンスデザインと看医工学で具体化します。
「KK塾」ではこの次世代デザインを方向付ける講師陣を選びぬきました。
この講座には招聘教授は現在2名を配置しています。
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9月 8th, 2015 Posted 12:00 AM
自宅の地下に倉庫=書庫と駐車場があります。
正直、大阪に来てこの10年、書庫に赤坂・福井・名古屋と、
ずーっと持っていた辞典シリーズがありました。
しかし、どれだけ探しても見つからず、
この「ことば」の意味を徹底的に調べたいという時は、
この辞書には解説が必ずあるはずと思ってきました。
先日、ワイフとスタッフが書庫の最奥部に行き、
このシリーズ全巻がそろってあるのを見つけました。
本当は、自宅には書籍を最初は一冊も置かないことに決めていました。
そして、もう購買することも辞めようとぐらい思い、
相当に名古屋時代に処分してきましたが、
書籍は毎月増え続けています。
なんとか電子書籍にすべくと思っていますが、なんとも書籍のページ感覚は
私には捨てがたくて、PAD内よりも本そのものに戻ってしまいます。
そこで、おそらく日本語辞典となれば、広辞苑・大辞林・
そして明解国語辞典ですが、
これらはすでに電子書籍で十分、けれどもこのシリーズは、
日常の傍らに置いておきたくて、
地下から持ち上げて自宅に配置することにしました。
自宅には書籍があっても読み終われば地下書庫行きルールを辞めました。
当然にワイフの反対がありましたが、
スタッフを巻き込んでこれは自宅にあるべきを主張しました。
私がこれまでも「ことば」に拘ってきたのは、
デザインは「かたち」を追求しますが、
建築界ほど「ことば」はありませんでした。
そのことが若いときから、
「ことばとかたちの相対論」が生涯のテーマでした。
それから数冊の本を書き出版もしました。連載記事が本になりました。
私は日本語のことばひとつひとつの原意が気になって仕方ありません。
漢字はなんと言っても同郷の白川静氏、
そして相反していた藤堂明保氏を確かめます。
さらに奥深い意味性ではこの辞典シリーズに向かわなければなりません。
この10年、どれほど書庫を探したかわかりませんが、
書庫の最も奥にこれが収納されていたのです。
今、影干しをして自宅のシェルフを決めてこれを置いておくつもりです。
一冊毎に開けてみれば、なんとも辞書の香りがしてきます。
この匂い好きです。
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3月 31st, 2011 Posted 12:00 AM
逃走とは闘争である
「資本主義」に閉じ込められている生涯。
デザイナーという職能ゆえに、
私の発想は、常に企業や行政との関係で具現化されます。
よって、デザインしたモノ、デザインしたコトは、
企業方針や行政制度との整合性が包囲条件でした。
だから、「資本主義」にはなじめなかったのです。
けれども、「社会主義」などというのは、嫌悪感すらあります。
それでも、「資本主義」その基底の「民主主義」、
いづれもイデオロギーですが、
このイデオロギーの解体をしながら、
新たな哲理の発見と創造、これこそデザインだと考えてきました。
逃走してどこに逃げ込むのか、などというのではありません。
いわば、このような思考を「ことば」と「歴史」の中で見いだそうとしてきました。
「ことばとかたちの相対論」を念頭におきながら、
具体的な、機器・装置・環境へのデザインアイディアを提案してきました。
しかし結局、「呑気過ぎた」のです。
たとえば、「仮設住宅」程度ではなくて「佳設住宅」を、
ある大手住宅メーカーと開発してきました。
「仮設」などという「仮」の非常時では復旧でしかないのです。
「佳設」というほどですから「佳人=美人」のごとく、
復興するには「美しい佳人のごとくの住宅」案でした。
これが頓挫しました。理由は、企業トップが脳溢血で倒れてしまいました。
この後継者には、それだけの先進性や美学性が無く、
そのプロジェクトメンバーにもたかだか業務でした。
このようなアイディアは、企業トップに大人物が必要なのです。
正直、現代日本の経営者にたかがデザイナーの戯言でも、
されどデザイナーの理想主義を受け入れる器ある人物が欠落しているのです。
現政権にリーダーがいないのは、企業家界も同様かもしれません。
私の逃走は闘争であったことをなんとなく曖昧にしてました。
そして、この国難こそ、逃走なんて「あとずりしている者への鉄拳」だったとさえ思います。
「復興」をめざして真正面から「闘争」を、命あるかぎり開始します。
私の闘争は、希望をいっぱいにした理想主義です。
「資本主義からの逃走」を「祈望」に止揚していきます。
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