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「復興計画は五大思想の再構築・基本案1」


   


     7月 23rd, 2011  Posted 12:00 AM

木・火・土・金・水はインド思想であり、
仏教思想としては次の五つです。
地・水・火・風・空ということになります。
被災地域をこの五つに当てはめて考えます。
地は場所であり、その土壌。
水はまさしく水問題。
火は原子力はじめ電力。
風は、具体的には風力から風土性。
空は、被災地の人々から日本人すべての「心」の問題。
そんなふうに私はとらえ直しています。
空にはネットワークを加えることも可能です。
ひとまず、ネットワークについては別稿にします。
さて、大震災の悲惨さをさらに重大にしてしまったのは、
言うまでもなく、「原発事故」なる人災でした。
私はブレることなく、明確に「反原発」ですが、
「反・脱原発」でもあります。
これは著作化しようかと思案中です。
なぜなら、「反原発」というのは、
これまでのような大規模な原子力発電所建設に反対です。
今回本当に明快になったことは、
原子力発電所建設・維持・原発立地への補助金支援、
これらが「安全神話」で包まれて危険は隠匿、
本当は民間であるべき電力会社は、
独占企業であって国策会社だったために、
発電・変電・送電もすべて独占であったことや、
政府の安全基準のいい加減さゆえに「想定外」ばかりでした。
これは書き始めるととめどなくありますが、
また簡単な「脱原発」風潮には全面的に反対です。
原子力発電所への考え方と原子力技術への考え方を、
本来は区分し分別することを今日本人は同一視しています。
それは生涯知らないでよかった放射能単位まで知りました。
Bq=ベクレルやSv=シーベルトは、恐ろしさの単位です。
「死」や「癌」にイメージが直結してしまいました。
これが、私たち日本人を「空」にしているのかも知れません。
日本の復興、再構築の基軸に、
私は五大思想をもう一度配置して、それぞれに照合させて、
現状の被災地対策はもちろん、
これからの日本の再文明化を再考するべきだと考えています。

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