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「手本となるデザイン思想の形見」


   


     7月 12th, 2011  Posted 12:00 AM

自分の著作は何度も読めます。
超速読ができます。
まもなく、プレゼン予定だけに、
「語る」ために読み直しています。
そしてプレゼンの手法自体を変更します。
画像・映像・音響や画面転換形式も革新します。
取り上げる作品は三つだけです。
本当はすべてをシリーズで語り伝えたいと思っています。
したがって、
それぞれ三つの作品のデザイン、
その核心については次の三つを念頭にして発想・表現・伝達を
動機・引用・借用・転用・類似性・隠喩性から、
具体的な表現形式では、大きさ・規模・材料・加工・発明などを
最終的にはどう伝えようとしているのだろうかということです。
結局は、私自身のデザイン手法との対照性に鑑みているようです。
ということは、あらためて私自身のこれまでを、
倉俣氏の作品によって、照合しながら、
私を、私のデザインを再確認していると思っています。
私は、「夢の形見に」と連載ではタイトルを直感的につけました。
これは見事に的中していたと思います。
19作品で20章、私の解釈を記述しました。
私はデザインは「ことばとかたちの相対論」だと考えてきました。
かたちは、必ずことばが寄り添うものです。
ことばから、必ずかたちが生まれるものです。
そして、ことばがあってもかたちにならないこと、
かたちがあってもことばにならないことを、
私は禅宗・道元の言葉「言語道断」の世界と解釈しています。
「Metaphors & Analogies」という名作定本は、
私のデザイン活動の下敷きでした。
動機・手法の革新・意味の転化・新価値の創出について、
デザイナーとしての形見を受け止めることができると考えます。

夢の形見に」講演会


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