6月 3rd, 2011 Posted 12:00 AM
文房具は、私はなぜか好きです。
おそらく嫌いな人はいないでしょう。
そして、文房具の種類は圧倒的に膨大。
これは文化と直結しているモノの大体系です。
「書く」という行為、
人間が表現をする「書く」という所作を取り囲んでいます。
基本は、「紙」と「鉛筆」、消しゴムであり、
やがて、紙周辺、鉛筆の進化、
書いても訂正するというためのモノに広がっています。
そして、さらに電子化と情報処理が加わって、
文房具のアイテムは格段に増殖している世界に私たちは居ます。
「鉛筆」というモノの発明が、
私たちが表現する世界をさらに拡大し、
表現された事を記録し、残していく所作の道具や器具も、
文房具になっていくわけです。
あらゆる鉛筆への興味は、
筆からペン、万年筆、さらには電子ペン、
それらが趣味収集の対象にしているの事が、
私の生涯をすべからく表していると言ってもいいわけです。
ちなみに、私はどんな服装の時でも、
「ペンの類」が無いと不安になります。
だから、ちょっとした外出でも、
それに見合ったペン=ボールペンなり万年筆を携帯します。
出張ともなれば、万年筆は使わずとも6本は選びます。
万年筆の新製品には心を奪われます。
そして実は、万年筆の軸がプラスチックの場合、
このレジンの流行がメガネフレームの流行と連動していることを
知っている人はいないのではないかと思っています。
Tags: アイテム, のこしていく所作, プラスチック, ペン, ボールペン, モノ, レジンの流行, 万年筆, 万年筆の軸, 体系, 出張, 器具, 情報処理, 所作, 文化, 文房具, 書く, 消しゴム, 生涯, 発明, 眼鏡フレームの流行, 筆, 紙, 行為, 表現, 記録, 趣味, 連動, 道具, 鉛筆, 電子か, 電子ペン
Posted in 祈望から企望へ
目次を見る
5月 26th, 2010 Posted 1:40 AM
iPad Sketch
iPadでのスケッチは、かなり使えそうです。
今、国内で市販されているモノは2種確認しました。
高額ですが、正直使えませんね。
この2種は、デザイナーとして認められません。
私は一端熱中すると、特に、自作は留まりません。
なんとか、ペン回し協会公認のボールペンで、
それなりのモノを最初に造りました。
ともかく、導電素材として、
● アルミホイル
● 導電シリコン・発注中、すごく高価です。
● 導電ウレタン・発注中
アルミホイルは、
ゴム付き鉛筆に巻き付けるだけで、
なんとか工夫すれば使えそうです。
要は、静電スタイラスにすることでは、
導電ウレタンが市販製品もこれを使っていますが、
描き心地では、40年間の「ボールペンタッチ」がほしいこと。
さらに、「ペン回し」ができないのは駄目ですから、
これからトライして、
絶対に、iPadでのスケッチが可能になればと思っている次第です。
導電シリコンをチップ材にした描き心地に一番期待をしています。
Tags: 40年間, iPad, Sketch, アルミホイル, チップ材, デザイナー, ペン回し協会, ボールペン, 国内, 導電シリコン, 導電素材, 自作, 資本主義からの逃走, 鉛筆, 静電スタイラス
Posted in 028「iPadを見つめて」, 資本主義から逃走せよ!
目次を見る
4月 28th, 2010 Posted 1:45 AM
手は起電力を!
フレミングの法則が「指先の向き」だったのは奇跡的な発見でした。
私は、手と指先には、発電装置があると言い続けてきました。
ますますその気持ちは強まっています。
美大で徹底的にデッサン、
それも工業デザインのスケッチトレーニングでした。
東芝の実習=これはデザイナー採用入試ですが、
当時、他大学よりもスケッチは絶対に自分が巧いと思っていました。
ところが入社して、「レンダリングに」と指示されて、提出したら、
「ラフ・スケッチ(レンダリングの下書きの下書き)ではなくレンダだよ!」
と窘められて、『どうすりゃいいんだ』という思い出があります。
スケッチ作法
40年もデザインのためのスケッチを描いてきました。
それは、頭の中がまったく空っぽで、何も考えていなくても、
「手を動かせば」→脳内に「かたち」が浮かび上がってきます。
だから、「創造力」は、「手」あるいは「指先」で何かに集中していると、
必ず「かたち=形態」が生まれます。
だから、私は「手」は起電力装置だと思っています。
「手」をともかく動かすのです。
これまで、様々なスケッチブックを使ってきましたが、
今は、「モレスキン・ジャパニーズタイプ」と
ボールペンのB黒を使っています。
そして、そのスケッチに色鉛筆、最近はステッドラーに限定していて、
このスケッチに着彩をします。
一冊いっぱいになったら、ワイフに渡して、
また新しいスケッチブックを渡してもらっています。
これまでどれだけのスケッチブックを試してきたことでしょうか。
やっとこのスケッチ作法に落ち着きました。
鉛筆などは、最期までの使い方は35年使い方は定まっています。
ボールペンは、スケッチのためにあらゆるブランドを使ってきましたし、
今なお収集が趣味になっています。
それは、自分の「手」という発電装置を
常にピカピカにしておくためです。
そして、右手・左手いづれでもスケッチを描き、
ここ2年ほどは、「ペン回し」をしながら、描いています。
なんだか、「ペン回し」をすればするほど、
起電力が大きくなるという気分になれるからです。
Tags: B黒, KazuoKawasaki, かたち, かたち=形態, ジャパニーズタイプ, スケッチ, スケッチトレーニング, スケッチブック, スケッチ作法, ステッドラー, デザイナー, デッサン, ピカピカ, ブランド, フレミング, ペン回し, ボールペン, モレスキン, ラフ・スケッチ, レンダ, レンダイング, ワイフ, 創造力, 収集, 実習, 川崎和男, 工業デザイン, 手, 指先, 採用入試, 東芝, 法則, 発見, 発電装置, 着彩, 脳内, 色鉛筆, 資本主義からの逃走, 起電力, 趣味, 鉛筆
Posted in 900「かたちと造形思考」, 資本主義から逃走せよ!
目次を見る