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「『闇に座す』=土・立、修辞学的な造形の込めた願い」


   


     2月 10th, 2012  Posted 12:00 AM

「禅家所乗物」・「高座」・「説教台」・「独榻」(トクタツ)・「凳子」(テンス)を紹介しました。
そのことを目指したプロトタイプです。
「坐」土の上に人が居る、そして「立」つ。
私の願いを込めた座禅用の倚子の提案になりました。

    音を求めて 闇に座す。
    「土」と「立」の修辞
    訓詁学的なだけの制作と造作は、
    今、
    立つために座すこと。
    起つこと、
    発つこと、
    建つこと、は可能かも知れない。
    しかし、
    立つことは・・・
    私にはかなわぬ肉体的な願いである。

1980年、ふるさと福井に車椅子で帰って、
なんとか、デザインにもどろうとして
「座」と「音」の関係を探っていました。
仏教的五大思想を背景に「禅家所乗物」をデザイン。
実物を具現化して、金沢21世紀美術館「川崎和男展」で展示。
それは2006年でした。


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