1月 16th, 2015 Posted 12:00 AM
ASUSの18インチPADでのスケッチに取り組んでいても、
やはり、大きさ的にはiPad Airでのスケッチは、
ほとんどアプリケーションの使い分けや表現技法に馴れ親しみました。
そうして、各種のスタイラスは、アプリケーションの進化で、
現在は、この5種が描くテーマ毎に最適になってきました。
ある意味では、静電利用のスタイラスよりも、
使い慣れたスタイラスに結局もどって使っているわけです。
アプリケーションも結局はSketchBook Proを使い続けているのです。
使い勝手は三つあると思っています。
だからiPadでの描画は、
● ペンの選び方とそのきめ細かな設定を知り尽くすこと
● レイヤーの組み方を徹底してマスターすること
● 移動や対称性、複製に精通すること
この三つをマスターすれば、それこそデザインスケッチだけでなく、
イラストレーションから水彩、油彩までが表現可能だということです。
私はレンダリングを仕上げることはもう億劫になっていますから、
イメージスケッチを描ければ、それでもう充分です。
ブログ読者からもスケッチが見たいと言われていますが、
いづれ発表していくかもしれませんが、
それは意匠登録後か商品化されるまでは見せることができません。
クライアントとの契約もあり、公表となれば契約上、相互に、
了解を取らなければなりません。
例えば、メガネフレームなどや、車デザインでも左右対称などは
デジタルスケッチ技法は、とてもiPadが優れて便利です。
ただし、これはあくまでもツールですから、
スケッチブックで、紙とボールペンの技術は、
今年は毎日トレーニングをしたい、それは野球選手のごとく、
素振りを欠かせないことで、技能力100%を持ち続けることです。
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4月 23rd, 2013 Posted 12:00 AM
阪大退任の記念に、
作品集・「川崎和男Design」を編集中です。
本来ならば、最終講義日に発刊予定でしたが、
私自身が全く本気ではありませんでした。
そして、ようやく私が本気になってきたら、
レイアウトや写真などが不満足になっています。
そこで本気になって、自分の過去と作品、
その裏付けを調べ始めました。
思い違いを修正することが出来そうです。
「私がデザインを選び、デザイナーになろう!」と決心したことです。
私は大阪で国公立医進コースの予備校で相当に受験勉強をしていました。
ところが、その予備校で最も面白かった授業は「漢文」でした。
講師は京大から若い先生が来ていたことは確かです。
受験勉強の漢文は15分程度で、残りはほとんどが、
「平凡パンチ」と「プレイボーイ」週刊誌への現代批評でした。
(画像上中二枚が創刊号)
そこで、きっと私は社会的な批評眼や職業について学んだと思います。
「イラストレーター」という職業を初めて知りました。
当時すでにスターであった横尾忠則氏を知りました。
多分私はその時に、「デザイン」を知ったのです。
2006年に横尾氏にお目にかかりました。
私が彼のイラストレーション「浅丘ルリ子裸体姿之図」に憧憬。
この場面を横尾氏は運良くTVで観ておられて、
しかも金沢21美術館個展前日に彼と握手をしてもらいました。
多分、若者向け週刊誌はすでに私の高校時代に創刊されていました。
私がデザイナーに絶対成ろうと確信したのは、
1970年の「平凡パンチ増刊号」(画像下)に掲載された、
「浅丘ルリ子裸体姿之図」だったようです。
そろそろ秋になろうとしていた頃、
私は大阪阿倍野筋の古本屋店頭で、
「アトリエ・美大入試鉛筆デッサン集」で、
医学部ではなく美大を選んだことは確かでした。
時折、「どうしてデザイナーに」と尋ねられてきましたが、
「浅丘ルリ子裸体姿之図」は間違いなく、
医学部へ行き、本当は作家志望だった私を、
決定的なdesigner志向にしてくれた作品だったと思います。
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