kazuo kawasaki's official blog

Archive for 10月 1st, 2010


10月1日Staff Blog


   


     10月 1st, 2010  Posted 8:21 PM

10月1日

福井県立こども歴史文化館にて
10月2日から11月7日までの約一ヶ月間
BOSS(川崎和男, kazuo kawasaki)の
特別展示会が行われる予定で、
昨日、設営が完了いたしました。

今回はPKDプロジェクトの
パラシュートやその他モデルと
BOSS(川崎和男, kazuo kawasaki)の
デザインスケッチを中心に
こどもたちに夢を与えるための
展示を行います。

また10月17日(日)の14時から15時まで
こどもたちへのお話会
も行われる予定です。

福井近隣の皆様や興味のある方、
お子様とともにぜひお越し下さい。




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10月1日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     10月 1st, 2010  Posted 4:57 PM

10月1日 先勝(甲申)

大学というのは、
神学・法学・医学が分科学して
発展してきたという歴史を持つ制度である。

『デザインは言語道断』学際


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『資本主義からの逃走』
   「『答』三つに、それぞれ三つ・応答なら」


   


     10月 1st, 2010  Posted 12:00 AM

応と應
問題解決には三つの答があります。
私なりの解決結果です。
「応答」・「回答」・「解答」です。
そして、一つの答に、それぞれの意味内容があると考えてきました。
それは「答」の形式・内容・意味・質を決定づけていると思うのです。
「応答」の三つを確かめておきます。
「応」は元々「應」が原字で、「广(まだれ)+人+隹(とり)」で構成されています。
この文字は、小鳥をあたかも胸の中で暖めているように、
先方から来るものを受け止めること、心で受け止める、という意味があることになっています。
そして、「応」になれば、
これは「まさに〜すべし」という読む形式で三つのことが内容を決定づけているようです。
応答の答は三つに

● 「きっと〜であろう」という答え方
「応知故郷事」=あなたは故郷から来られたならきっと故郷のことはご存知でしょう、という意味
● 「〜すべきである」という答え方
「還応雪漢恥」=漢の国の恥をそそいで、その功績で君主に報いるべきだ、という意味
● 「〜してやろう、〜したいと思う」という答え方
「応憐半死白頭翁」=もう死にかけている白髪の老人を憐れんでやりなさい、という意味

こうした三つの形式と内容吟味をすれば、
「応答」=replyには、三つの意味を当てはめることで、
問題解決ー話題解決:応答が明快になるだろう、ということ答へ引導するものと考えます。
「応じて答える、対応した答」の三つの形式・内容、その質です。

  ■ 多分、こうだろうという答
  ■ 何々するべきだという答
  ■ こうしたい、こうした方がいいという答

だから、「応答」だ!
「応答」とは、向かってせまってくることを心で受け止めた結果の「答」だと思うのです。
「話題=Topics」という問題解決の答=「応答」は三つで吟味ができるでしょう。


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