6月 12th, 2010 Posted 12:26 PM
6月12日 大安(癸巳)
自分を社会に対峙させるという
覚悟ある態度=姿勢を毅然と確保して、
生き延びてやりたいと考えている。
その姿勢を貫く確信がなければ、
自分の中に潜んでいる
「何が美しいモノなのかを見極めて、
そのモノの美しさを表現することで
社会と向かい合う姿勢」を
見いだすことはできないだろう。
『デザインは言語道断』姿勢
Tags: KazuoKawasaki, 姿勢, 対峙, 川崎和男, 川崎和男のデザイン金言, 態度, 確信, 社会, 美しいモノ, 自分, 覚悟
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6月 12th, 2010 Posted 2:01 AM
メガネデザイン25周年
メガネフレームのデザインに関わってきて、25年になります。
今年は、クライアントであるメーカーが、
「25周年記念」として復刻番や新作を発表してもらってます。
私のメガネフレームは、大勢の愛好者が支援していただいていて幸運です。
そして、私のブランドのみに、
大勝負をかけていただいている専門ショップもあります。
もうすっかりと、メガネに関わるほとんどの知識は身についていると自負しています。
しかし、メガネフレームは
「明らかにファッションであり、さらに、流行現象の中で翻弄される商品」なのです。
必需品だが
やがて、地球上の人口が70億人になります。
おそらく、人口統計学的な予測よりも早く、70億人に達するでしょう。
引き替え、わが国の人口は「少子化」とともに激減しています。
ともかく、35億人=メガネが不要です。
そして35億人=メガネは必需品です。
現在の調査では、12億人、メガネを所有していますが、
23億人はメガネを持っていません。
この23億人向けのメガネは根本からの「革新」をめざして開発を進めています。
アスリート用サングラス
ところで、メガネフレームには、「スポーツ向け」というのがあります。
プロのアスリートたちは決まって、
このスタイリングデザインをかけています。
しかし、このメガネフレームほど、
どんな人間、人種を限ってみても、
「似合っている」と思ったシーンはまったくありません。
もし、「まあまあ」というのは、スピードスケートや、
サンバイザーなどで、ヘアースタイルというか頭髪を隠してしまえば、
それなりのスタイルに「見える」だけです。
翻って言えば、スポーツ、アスリート、ゴルフなどにこのスタイリングを、
私に言わせれば強引に「商品展開」した企業のオリジナリティは評価できます。
25年の経験から、私は次の三つの方向をともかく道筋をつけたいと考えています。
● メガネを必要とする人へのまったく「革新的メガネ」の開発
● 廉価なメガネへの「生体工学と人間工学」をデザインで導入
● あの醜いアスリートメガネの「スタイリング一新」
果たして、ここまでやり切れるかと考えるとき、
私なりの経験と予測、
さらに造形シェイプ、
その創出方法は教育しておきたいということです。
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Posted in 031「幻想、6月の白日夢より」, 資本主義から逃走せよ!
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